軽天職人の仕事

軽天工事は、新築テナントの場合、建物の骨組みが出来上がってから行います。

これは、建物の構造上必要な壁や柱が出来上がっている状態で、

仕切りがない箱をイメージしてもらうとわかりやすいです。

その箱に、LGSを組んで天井や仕切り壁などを作っていきます（軽天工事）。

LGSは自由度が高いため、壁や天井に曲面や間接照明を作ることも可能です。

複雑な形は熟練した技術が必要なので、軽天職人の腕の見せ所です。

映画館や商業施設の曲面壁を見て、私たちを思い出していただけたら嬉しいです。

LGSの骨組みが終わったら、次は骨組みに石膏ボードを貼り付けます。

石膏ボードは壁紙を貼る下地になるので、隙間やゆがみなどが出ないようにパテ埋めなどを行い仕上げます。

*石膏ボードを貼る前に、断熱材を仕込むこともあります

軽天職人は、LGS組み〜石膏ボードの貼り付けまでを行うことが多いです。

*現場やスキルによって、他の工事にも一部携わることもあります

内装の現場では、石膏ボードの貼り付けに前後して電気配線（電気工事士）や窓枠作成（大工）などを行います。

軽天職人が壁や天井を閉じる前に配線は完了します。

石膏ボードの下地が出来上がったら、下地に壁紙を貼ったり（クロス職人）、塗装仕上げ（塗装工）を行って完成です。

完成したら、どこにLGSが使われているのか一切見えなくなります。

壁紙や塗装だけでなく、タイル貼りなど多様な壁面が作れる自由度の高さが軽天の強みです。

拓真工業のロゴマークは、LGS、石膏ボード、壁紙で作った曲面の壁をモチーフにしています。

身近なのに一般的に知られていない軽天職人、少しでも親しんでいただけたら幸いです。